ここで飛べ
どうしましょうか
書くことが、浮かびません。
3連休です。
いくら、部長が怠惰だと言っても、何もしていないわけにも行きません。
むしろ、何やら忙しく文化活動の見学をしていたような気もします。
ただ、今週は、これと言って書くことが思い浮かびません。
パッと思い浮かぶのは、リヒテンシュタイン展の満員電車かよって位の混雑(これに関しては、三連休初日のそれも昼過ぎに行った私が悪い)と、あとは、有楽町で見た「ドクトル・ジバゴ」の話。
「ドクトル・ジバゴ」は3時間半くらいある長い映画で、インターミッションがありました。インターミッションでは本当に休憩するんですね。一度電気がついて観客はトイレに立つ。映画中に休憩がはいるのは始めての経験でした。
映画は、すごく面白かったです。
ストーリーラインに引き込まれて最後まで飽きませんでした。
見終わったあと、ドトールでコーヒーを飲んでいた時にふと、「ドクトル・ジバゴ」昼ドラ化計画を思い立ちました。
「ドクトル・ジバゴ」の人物相関図は、昼ドラのドロドロ感にもってこいではないか、映画では、ジバゴやトーニャ(ジバゴの奥さん)が善意の存在として描かれているけど、昼ドラにするに当たって、ここを悪人に変えて、もうみんな悪人、みんなコマロフスキーみたいなゴウツクバリにしちゃって、時代背景は、ロシアじゃ馴染みが薄いので、第二次世界大戦前後の日本にする。
なんてことを思って、そういえば、小学生か中学生の頃、夏休みにそんなような昼ドラがやっていたような気もするなぁ、なんてなことを書こうとも思ったのですが、そんなこと書いて、面白いのでしょうか?
な、感じではかばかしい成果もなく、3連休が過ぎようとしているので、今日は、今週の東京で起こっていることではない文化活動の見学報告をします。
題して、テレビで見て面白かった映画について。
どれも、WOWOWの番組を録画したものでみました。
これから話す映画は、WOWOWで放送されたものですが、レンタルにもなっているはずです。
1. インサイドジョブ
アメリカの金融危機を扱ったドキュメンタリー。
サブプライムローンやデフォルトスワップとか何とかいう金融商品が何物であるのかや、なぜAIGが破綻したのかや、金融危機の際のウォールストリートやアメリカ政府の動きがかなりわかりやすく整理されています。
面白かったです。TSUTAYAでDVDを借りる時には選択肢にいれておくべき作品だと思います。
ちなみに、インサイドジョブというのは、内部犯行という意味。
ウォールストリートの奴らが政府関係者も含めてどんだけひどい奴らなのかがわかります。
金融危機関連では、マージンコールという映画も面白かったです。
こっちは、ドキュメンタリーではありません。金融危機が起こる前日の深夜にあと数時間で金融が崩壊するという事を知ってしまった金融マンの話。これは、引き締まった良いドラマになっていました。
金融危機関連では、もう一つ、ウォールストリートというものがありました(「ウォール街」の続編)。これは、たいして面白くない。
2. 小悪魔はなぜモテる
これは、この邦題が最悪です。原題は”Easy A”。
Easy A のAは劇中でも言及されますがホーソーンの小説「緋文字」のAです。
あらすじは以下の通り。
決して目立つ方ではない女子高生オリーブが、うざったく絡んでくる友達の誘いを断るために、週末は大学生のトーマスにキャンプに誘われているという嘘をつく。
週明けにその友達にキャンプはどうだったときかれたオリーブは何気なく、彼と初体験しちゃった、という風に嘘を重ねます。その嘘が瞬く間に知れ渡り、オリーブはビッチなんじゃねという噂が学校中にひろまってしまう。
そんなオリーブに、学校でゲイだゲイだと散々にいじめられている実際にゲイの少年ブランドンが助けを求めてきます。
自分と付き合っていることにしてくれないか、そうすれば、奴らも僕をゲイだと思わなくなるだろう。
断りきれないオリーブは、パーティーでみんなが盛り上がる中、彼と2人個室に入り、エッチをするふりをする。そのおかげで、ブランドンの方は「おー、お前、男だな!」ってことでいじめの対象ではなくなる(どんな社会なんだアメリカは…)。
オリーブは、そのパーティーの夜の行動でビッチ確定となり、皆から白い目あるいは好奇の目で見られる存在になる一方で、いじめられっこネットワークに流れたブランドンからの情報により、オリーブにはいじめられっこからの依頼が殺到する存在になります。自分とデートしたことにしてくれないか、自分とキスしたことにしてくれないか云々。
オリーブはそれらの偽装依頼を受け入れてしまう。
そのことによって、さらなる好奇の目で見られるは、キリスト教福音派みたいな女の子から責められるはにうんざりしたオリーブは、胸にAのパッチワークをつけた格好で学校に登校するようになるのであった。
とまあ、あまり救いようのない話がコメディタッチで続きます。
この映画はすごく面白かったです。
これは、この感じは、あだち充です。
そう、タッチで有名なあだち充の一連のマンガの感じにソックリです。
主人公のオリーブのやれやれって雰囲気や、彼女の両親とのやり取りとか、実はオリーブの優しさを理解してくれいる男前の存在や、その男前のあり方とかが、まるっきりタッチ、H2、ラフとかのあだち充マンガの世界ですよ。
あだち充のマンガが好きな人は、見てみるとよいと思います。
んな感じです。
ではでは~
----------------------------------------------------------------------------