「帰らない客と舞台を降りない楽団員」 勝田正人さん
「帰らない客と舞台を降りない楽団員」
謹慎中に先を超されてしまいました。不覚!!
本当の題名は、『拍手のない音楽会』でした。
静寂の舞台に入る楽団員、指揮者、せきひとつ無く、天上から届いたように奏でられたBachのアリア、演奏を終え静寂のなか舞台を去る楽団員・・・。
なにもかも先を超されてしまいました。謹慎などせず、”ガッパ”を続けるべきだったなあ。
昨夜、金沢の音楽堂で、仙台フィルハーモニーを招いて『復興支援チャリティコンサート』が開かれました。地域への支援だけでなく、演奏活動が全く停止した仙台フィルの楽団員への演奏の場を作る応援もこめての緊急開催でした。
楽団員への応援はアンサンブル金沢との合同演奏=ドボルジャーク/新世界です。合同ですから、100人の大編成です。このことをすでに読んで、最前列に座っていましたので、まあ、凄かったこと!こんな覇気に満ちた『新世界』ははじめてです。演奏後客席総立ち、拍手はなりやまず、楽団員もいつまでもステージを去りませんでした。ハンカチで目もとをぬぐう楽団員も多く、素晴らしい一夜でした。
でも先を超されたことは残念です。
勝田正人さんより
おたよりありがとうございます。
おたよりをよんでいるだけでもこみ上げてくるものがありました!鳥肌がたつといいますか。演奏、すごい力ですね!
運営スタッフ一同より
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