「完全試合」 狼騎さん
遂に、というか恐れていた事が起こりました。
先日の句会で私の句が一句も選ばれなかったのです。
20人が5句づつ出した100句から、各自が互選で7句選ぶという甘い選句であったにも拘わらずです！
私の30年近い俳句キャリアの中でも初めてですわ。
これは完全試合をされた野球選手の屈辱と同じです。
ショックでもう俳句は当分やめます。
そんな忸怩たる気分で帰宅してまもなく、自宅の階段で脚を滑らせて、床に右側頭部を打ち、まるで、タイ人の肘打ちを食らったような衝撃でしばし気を失いました。
メガネも破壊してしまい、全く弱り目に祟り目です。
もうすぐ選挙ですが、これも強い自民党が完全試合を達成しそうな勢いで、日本は凄いことになりそうですよ。
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おたよりありがとうございました。
最後の一句のない狼騎の投稿なんて！
ここ数十年狼騎氏から私の受けとったのお手紙になかったことです！
まあ、句会で「完全試合」をくらうのもたいへんかもしれませんが、昨日の新聞に載っていた自民の「完全試合」予想なんて、ほんとにもう日本は完全に曲がり角を曲がったみたいですな。
戦争が廊下の奥に立ってゐた
という句が渡辺白泉にございますが、もう戦争は裏口ではなく表玄関に堂々と立っているのかもしれません。
そういえば、狼騎氏が
外套の下は軍服なりし君
と歌ったのは何年前のことでしたかしら。
鎧の上に着ていた衣を脱ぎすてて、
「俺は強いのだよ」
と言いたがっている者たちがこんなにも増えているなんて、ほんとうに信じられない。
ほんとうに日本はとんでもない国になってしまいそうです。
円安でウハウハのグローバル企業にお勤めの方がそんなに多いんでしょうか。
株高で大儲けしておられる方々が日本国中津々浦々においでなのでしょうか。
弱者へのいたわりを持たぬ者が政治をおこなっておっていいんでしょうか。
あまりのことに言葉を失っておるこのごろのわたくしでございます。
すてぱん
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