「カミナリ男・雨男」 北川司さん
ふるさとに帰れば雨の慈しみ
カミナリは雨の田と書く。稲妻ともいう。
稲の成長にはカミナリが大切なのだ。
神社の注連縄にある白いギザギザの紙もカミナリを表す、と以前、NHKに教えてもらった。
さて、某塾でも時候を構わずカミナリを落とす人がいる。
成長に必要なのらしい。
彼は雷男以前に雨男であった。
8月7日のいちじつを見ただけでも、昼間墓に行けば降られ、夜中煙草を買いに行けばコンビニを出るなり豪雨に会い、一日に二回もビショビショになっておりました。
金沢ではそれまで二週間以上雨が降っておらず、われわれには慈雨というべきなのですが。
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おたよりありがとうございます。
こちらに戻ろうとする朝なんぞは、家を出ようとするや、雨が不意に激しくなったかと思うと水はたちまちに側溝をあふれ、家の前の道を川と為して流れておりました。
いやはや。
帰りの車窓も日本海側はかくの如し。
こころすずしくこころしずか。
しかるに、東京の駅に降りれば、むうーっとする熱気。
どいやどいや、まだ夏かよ!
なぞ思っておりましたが、それも、「雨男」帰還のおかげか、昨日より雨、ときおり。
というわけで、昨日今日、塾もクーラー要らずでございます。
すてぱん
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