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「文芸の街」 前野狼騎さん

 DSC_0172

 

さすが、金沢・寺町は文芸の町ですね?

 

 

  竹婦人肘鉄喰らふこと数多

 

  その頃は浮名も流し合歓の花

 

  行水を持て余したる女体かな

 

  うつし世のもどかしさ知る日の盛り

 

  鉄格子越しに青田のうねりをり

 

  頭骨の固さを知りて西瓜喰ふ

 

                                                                     狼騎

              

 

 

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おたよりありがとうございます。

 

なんと、私の家の目と鼻の先じゃあありませんか!
そんな話、聞いたこともなかった。

 

それにしても、このなんとも形容しがたい色づかい、いかにも、北国新聞、ですなあ。

ところで、北国新聞といえば、今朝の朝日新聞にこんな記事が載っておりました。

今回の集団的自衛権に関する憲法解釈の変更に関する各新聞社の社説についての記事です。
在京6紙については、まあ書くまでもありませんが、地方紙においては、これを非とするもの40紙。
一方、社説においてこれを是としたものはわずかに3紙だったそうですが、なんと、その3紙の中の二つが「北国新聞」「富山新聞」だったそうです。
いやはや。

その北国新聞の社説の要約に曰く

日本が他国の戦争に加担したり、自衛隊が国軍化して歯止めが効かなくなるなどの主張は、現実感のないプロパガンダとしか思えない。
集団的自衛権を抜きにしても、中国や北朝鮮の脅威から国民を守ることができるというなら、その論拠を示してほしい。

うーん。
「読売」「産経」におさおさ負けとりません。

 

ところで、相手の主張をすべて「プロパガンダ」と切って捨て、その疑問、問いかけを論外のごとくに扱ってそれを検証することもなく、相手の問いにまともに答えずに、ひたすら論点をずらしながら自己の主張を繰り返すばかりの今の首相の言説をこそ、むしろ「プロパガンダ」的手法と呼ぶべきものと私は思うのですが。

ところで、一読、おもわず爆笑してしまった

  頭骨の固さを知りて西瓜食う

という句は、実は、そのような、かの新聞への揶揄をも含んでおったのでしょうか。
あらためて宗匠の句の深さに頭(こうべ)を垂れておる次第です。

  その頃は浮名も流し合歓の花

も大いに笑いました。

 

  浮名などありとも見えず羽抜鶏

 

・                   すてぱん

 

 

 


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