「EPIガスコンロ/便携瓦斯炉/Gaz poele portatif」 勝田正人さん
長らくその処分に困っていた夏山用携帯コンロを、試しとて着火してみました。
20年は経っている天然ガスボンベです。
友人に連れられて夏山に出かけ、北アルプスの稜線を眺めながら珈琲とかスープを作るのに愛用した優れものです。
まあ火は着かんだろう。
なにせ20年前の、すでに懐かしき20世紀の、しかも《生もの》とも言えるブタンガスです。
人間だって内外ともに老い、組み立ても怪しい手つきです。
おそるおそる金具を押すと カチッ!といい、青い火花が バシッ と飛び、ボッと元気な音とともに青い炎が円を描きました。
素晴らしい!!
何億年も地中深く眠っていた天然ガスにとって20年など瞬きにも届かない時間であったようです。
首都直下のその上に暮らしている方々にもお勧めします。
ボンベに価格シールが貼ってあり440円でした。
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おたよりありがとうございます。
背景に見える五月の緑がさわやかですなあ。
それで淹れた珈琲をいつか是非お相伴させていただきたいものです。
ところで、まあ、火は着かんだろうと思っていた私の中の「天然ガス」は、このごろテレビで首相の顔を見るごとに、カチッ といい、声を耳にするたびに、バシッ と火花が飛び、話をまともに聞いたりしたひには、もう完全に、ボッ と火が付いております。
ヨワッタモノデス。
すてぱん
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