「 勉強頑張れ」 邑井雅和さん
障害を持った人に「頑張れ」は禁句のように取りざたされています。
しかし、私は勤務先の肢体不自由児や重症心身障害児に、いつも頑張れと言っています。
生まれつきの障害は、子供たちにとっては当たり前のこととして受容されていることが多いからです。
だから、訓練で頑張れ。排泄で頑張れ。更衣で頑張れ。宿題で頑張れ。
20代の頃、寺西さんがボランティアでかかわっていたという脳性麻痺の男性の言葉が忘れられません。
曰く「自分ら障害者は、身体が不自由なんだから頭で勝負するしかないやろ」
近年、勤務先のセンターから大学に進学する子が増えてきました。
受験勉強をしている彼らには「勉強頑張れ」これしか言いようがありません。
すると彼らは、決まって「頑張ります」と応えてくれるのです。
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お便りありがとうございます!
いろんな頑張れがあるんだなぁと思いました。
「頑張れ」は時に残酷な言葉のような気になるときもあるけれど、きっと悪い言葉ではないのだと思います。
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