「有朋自遠方来」 邑井 雅和さん
「有朋自遠方来」これまでこの言葉を、自らが旧友を迎える際に用いる金言として理解していたが、自分が迎えられる立場として使われる時、これほど嬉しい言葉はないと思った。寺西さんのアパートを訪れたのは実に10年ぶり。変わったのは、書籍の冊数が倍増していたこと、勉強用のテーブルが1台増えていたこと、そしてやけに馴れ馴れしい猫が代替わりしていたことだけ。あとは寺町の朽助の部屋が、そのまま津田沼に温存されているような懐かしさを感じた。
いつもと変わらず本の話をした。と言ってもほとんど私は傾聴するばかり。これも40年来変わらぬ。変わったのは、私が「村上春樹は面白い」とはばからず公言出来るようになったことぐらい。（40年前にそれを口にしようものなら村八分にされる雰囲気が仲間内にはあった）
寺西さんは朝食に味噌汁を作り、アジの開きでもてなしてくれた。それはどんなホテルの食事より暖かく美味しかった。出張で参加した会議の成果もあり、良い旅になった。
最後に、囲碁の負けについて寺西さんは自分だけが飲酒していたことを敗因に上げていたが、それだけではコミは出ないということを付言しておきたい。
邑井 雅和さんより
素敵なおたよりありがとうございます。
とってもうらやましく、ほほえましく、いいなぁ～と私までうれしくなるお便りでした。
そんな私も昨日は30年来の旧友、美樹ちゃんを含めた3人とワインを3本あけ、4時間半しゃべり倒した楽しい金曜の夜でした＾＾
運営スタッフ一同より
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