台湾(2) 「小心」者に注意せよ!
台湾はタクシーが相当安あがりなのです。
(相当乱暴な運転も多いのですが。)
とはいえ、とりあえず地下鉄に乗ってみよう、というので ホテル近くの「中山」駅の階段を下りました。(行先は ……… はずかしくて言えません!)
むろん「中山」といっても、これは京成線ではないので、別に競馬場はありません。
たぶん、革命の父である孫文の号「中山」にちなんで取られたものだろうと思うのですが。
われわれの台湾・元を一括管理してくださっていたなるみさんが自動販売機に向かいます。
「え~!」と、ボタンを押したなるみさんが思わず声を上げました。
それもそのはず、カラカラ、という、なんとも情けない音とともに出てきたのは、四角い切符ではなく、こんな、なにやら、ポーカーのチップの如きプラスチック製のまあるいもの。
でも、こいつを自動改札にすべり込ませれば入場できます。
めでたく乗車して只今、「大安」駅に停車中。
ちなみに、座席は、クッションのない、言うてみれば、球場の座席みたいなプラスチック製でした。
ところで、電車のドアの上にはこんな表示。
「小心」ってのは注意せよってことなんですな。
この文字はいろんなところで目にしました。
たとえば 飲み屋のトイレには手書きで
《小心地板很滑!》
これは 「床が滑りやすいから注意!」 ってことらしい。
ところで
《月台》
などという、中秋の名月の夜に訪れたくなるようなロマンチックな名前の場所は地名ではなく
プラットホーム
のことなんですな。
漢字の国は実におもしろい。
すてぱん
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