二月の明け方
残んの雪が瓦に少なく固く
枯木の小枝が鹿のやうに睡い、
冬の朝六時
わたしの頭も睡い。
鳥が啼いて通る――
庭の地面も鹿のやうに睡い。
やがて薄日が射し
青空が開く。
農家の庭が欠伸をし、
道は空へと挨拶する。
― 中原中也 「冬の明け方」―
なにしろ、今朝目が覚めたのが八時過ぎで、写真を取ったのもすっかり明け放たれたあとなので、中也の詩とはどうも景色がちがうのですが・・・。
昨日の立春の日の夕方降った雪が今朝の屋根にそのまま残っています。
空気は冷たいのですが、空はすっかり晴れあがって、今日はよいお天気です。
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