ソラリス?
その身体と意識が交互に奏でる旋律が「カノン」のように美しく響くが、スタニスワフ・レムのSF『ソラリスの陽のもとに」に匹敵する人間の記憶の根源に迫った、圧倒的な作品だ。
―田中和生 「文芸時評 1月」 (毎日新聞)―
さっき届いた毎日新聞の夕刊の文芸時評を読んでいたら、上のような文章が載っていた。
ホンマかいな!
かの「惑星ソラリス」に匹敵する、と田中氏が述べているのは、『文藝』の今月号に発表された中原清一郎(1976年に「北帰行」を書いた外岡秀俊の新たな筆名なのだそうです)の「カノン」という小説である。
ほんとうにそうであるのか、それは知らないが、ここまで書かれたら、あなた、読まないわけにはいかないでしょう。
というわけで、いまだ、鼻水グジュグジュながら、明日は本屋で『文藝』を買ってくるつもりです。
よろしければ、勝田氏も是非。
いやあ、たのしみだなあ!
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