乾杯!
八重島君の結婚式は無駄なスピーチもなく、友人たちの悪ふざけもなく、いたって心地よい結婚式でした。
なかでも、よろしかったのは、乾杯の音頭を取ったのが、小学校6年生の八重島君の一番下の弟さんだったことでした。
すこし緊張気味に、大人たちが立ち並ぶテーブルの間を抜けマイクの前に立った弟さんはこう言いました。
おにいちゃん、おねえちゃん、おめでとうございます。
・・・・。
カンパーイ!
実にすばらしい乾杯の音頭でした。
----------------------------------------------------------------------------