俊ちゃんへ
たとえばサント・ブーヴは、こう書いている。
仮面舞踏会に入っていくときはすべてが目新しく見える。しかし、いずれはこの目くるめく色彩のすべてに向かって 「美しい仮面よ、私はおまえを知っている。」 と言い得る時が来るものだ。
(婦人の肖像)
― 竹田青嗣 『陽水の快楽』 ―
たぶん、人生を生きるということはそんな〈仮面〉ではない人生を徐々に受け入れていくことなのだろう。
私だってそのことは十分に承知している。
けれども私はその〈仮面〉の美しさもまた人生だと思っている。(あるいは、思いたがっている。)
60も近くなってバカげた話だが、そういう人間だ。
だから、だみ声を張り上げて歌うよ。
バース、かっ飛ばせ、バース!
ライトへ レフトへ
ホームラン!!
俊ちゃん、おめでとう!
がんばれ、おとうさん!!
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