受難曲
十字架につけよと言へば十字架につけよと応(いら)ふ群衆かれら
玉城徹
夢ではないのである。
憲法は改悪されるのである。
遠からずそうなる。
あるいはそうしようとする。
自民294、維新54。
そういう数だし、そういう人たちだ。
自助を言い、弱い者を嗤う人たち。
やがて不気味に、こんな俳句があったことを人々は思いだすかもしれない。
戦争が廊下の奥に立つてゐた
渡辺白泉
----------------------------------------------------------------------------