十二月
十二月また来たれり。
なんぞこの冬の寒きや。
― 萩原朔太郎 「乃木坂倶楽部」 ―
昔、12月になるたびに、毎年のように勝田氏にこの詩句を書いた手紙を書き送っていたので、いまさら、またこれを引用するのは気が引けるのだが、それでも、やっぱり今年はこれを書かざるを得ない。
十二月また来たれり。
なんぞこの冬の寒きや。
ほかに言いようもない。
あまりに寒い!
と書いてしまえば、ほかに書くこともなくなるほど、寒い。
十二月ってこんなに寒かったんだなあ。
金沢は雪だとか。
私は今夜、湯豆腐で熱燗。
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