「映画を見ながら寝てしまう」
映画「大いなる沈黙へ」は、たまたま睡眠不足で出かけたので何度
も意識が遠のいて、一瞬か少し長くか意識の闇の中にいて、赤い光
がゆらゆらし、また目覚める・・この繰り返しでした。
が、この、半覚醒が冬の修道院にあってたのかもしれません。
ところどころのシーンがフェルメールの絵のようでした。
あんなに青い法服はわけがあるのでしょうか。
勝田 正人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おたよりありがとうございました。
映画を十分堪能されたようですね。
ほんとうにフェルメール以上にフェルメール的画面でした。
ところで、あの青い衣は、いわば禅僧の作務衣のようなものなのではないでしょうか。
料理や菜園作りなぞの作業の際、汚れが目立たないようにということではありますまいか。
画面でセロリをより分けているあの老僧の後ろがあのように広く取られているのも、たとえ、人とすれちがわなければならないときにも声をかけずに済むように配慮されているのだと思います。
ほんとうに美しい映画でした。
すてぱん