家貧しうして孝子出づ
学問というのは「まなぶ」ことだというのはまちがいだと、柳田国男はいった。学問は「まなぶ」と訓み、「問う」という意味は、ずっとなおざりにされてきた。だが学問はそもそも「問い学ぶ」ではなく、「問うて知る、覚える」ということなのだ。
― 長田弘 「読書のデモクラシー」 ―
今夜はこれからわたしの「誕生会」とか。
先週末、司氏がやって来て、その際浴びるほど飲んでしまったので、酒に対する欲はさっぱり湧いてこないのですが、まあ飲み始めれば飲んでしまうんだろうなあ。
今日はセンター入試。
真君が朝から受験に出かけている。
「おまえ、英語、満点じゃないと破門じゃあ!」
と言ってあるのですが、どんなもんでしょう。
と言っているわたしは、実は彼に一度も英語を教えたことがないのですが。
昨日私立の試験が終わった中学三年生は相変わらずまじめに塾に来て、さっきまでお勉強していた。
先生は誕生会だと浮かれているのに、生徒らはエライなあ。
どうやら、この塾、「家貧しうして孝子出づ」といったおもむきですな。
まあ、勉強なんて自分でやるもんですからね、たいへん正しい塾なんですが・・・。
ところで、真君の妹のジュリちゃんの誕生日はわたしの一日前の1月19日なんだそうです。
「わー、すごーい!運命かも!」
と中学二年のジュリちゃんはおっしゃいますが、もちろん、ただの偶然です。