「立冬」 前野狼騎さん
先日、スマホを購入し、早速いろいろ機能を試しておったが、ブラウザなる画面を覗いてみたら、この凱風舎のブログがあり、やはりあの一言居士なる主の高説を拝読するうちに、ワシの酒量も上り、こうしてお便りを投稿したわけで候ふ。
さて総理の安倍ちゃんはどーにもならん男だが、ワシは最近安部公房を再読しております。彼がこんなにもユーモラスな文章を書く作家だとはつゆも知らなんだわ。
高校時代に読んだときは、随分難解だなと思ったのは、全く若気の無知蒙昧じゃったな。「砂の女」「他人の顔」「飢餓同盟」「箱男」「R62号の発明」などを手当たり次第に読んでおるが、どれも面白い。まあ、三嶋のSF「美しい星」もえらいおもろいが、当時の彼等が想い描く近未来の姿が投影されているのではないか。
しかもそれらは漱石以来脈々と日本文学に受け継がれているニヒリズムの系譜だと思っとります!
ところで、10日から始まる大相撲は、石川県出身の遠藤に頑張って貰いたいですが、横綱期待の稀勢の里は改名した方がいいでしょう。キセノサトからヌガセウミが良いのでは。
では よろしっゆう
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前野さん、お便りありがとうございます!
先日の「朝日俳壇」に登場されたと思ったら、「凱風舎」にまでご登場いただき嬉しい限りです。
是非また投稿お待ちしております。