プレゼント
今朝(今は月曜日です)三箱のチョコレートがジュリアとサリーと私のところへ速達便で届きました。
おじ様はどう思いになりまして?男の人からお菓子をもらうなんて!
― J・ウエブスター 「あしながおじさん」(松本恵子 訳)―
昨日が愛ちゃんの18回目の誕生日だったらしい。
「もう、みんな、お菓子ばっかり、たいへん!」
というわけで、昨日はクラスや部活の友達たちから、たんとたんとプレゼントをもらったらしい。
実に女性というのは、記念日のプレゼント、というのを、渡すのももらうのも大好きなもんですなあ。
「まったく、これ以上、どこまで太らせる気よ、って感じ」
と、愛ちゃん、笑っている。
そう言われてみれば、たしかにこのごろの彼女のお顔、十三夜の月の如くに見えなくもない。
私に言わせれば、ぷっくりした女子高生というのは、なかなか結構なものであるが、むろん、こんなおっさんの趣味なんてのは、彼女らの「理想美」に何らの影響を与えることもない。
まあ、女子高生に限らず、いかなる年齢の女性たちも何かと言えばすぐに
「また、太っちゃう!」
なんて言葉をおっしゃっておられるが、このような言葉を事あるごとに毎回連呼されておるということは、みなさん、そうは言いつつ結局は目の前にあるものを食べておられるわけで、それはたいへん健全なことでございます。
ところで、愛ちゃんが女子以外の者から何かお菓子以外のプレゼントをもらったのかどうかは、もちろん、個人的詮索をほとんどしない私ら男性の全く関知するところではございません。
ちなみに、 チョコレートが届いたこの日の朝、「あしながおじさん」の主人公のジュディーのほっぺには《前には見たこともない、全く新しいえくぼ》が一つできていたそうですが、愛ちゃんのほっぺにそれがあったかどうかも、残念ながら見逃してしまいました。