年齢確認
京都府警八幡署は26日、コンビニのレジを壊したとして器物損壊の疑いで、大阪府枚方市立招提中学校の非常勤講師(63)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は26日午後4時35分ごろ、八幡市のコンビニで、女性店員にたばこ販売の年齢確認ボタンを押すよう求められたことに腹を立て、レジの液晶画面を素手で殴り破損させた疑い。
八幡署によると、非常勤講師は店員に「年は見れば分かるだろ」などとボタンを押すのを拒否。画面を壊したため店員が通報した。
うーん、エライなあ、この非常勤講師!
(まあ、やり過ぎだが)
この行為、大人げないと言われればたしかにオトナゲナイかもしれないが、成人か成人でないかは普通、見ればわかる。
それがわからないふりをするのはどうかしている。
言うまでもなく、コンビニでこのようなことをやるのは、たとえば未成年者に酒やたばこを売ったと言って批難されたとき、
「イヤイヤ、私たちはちゃんと【年齢確認】しました!」
というアリバイ作りのために過ぎない。
批難されないために形式だけ整えてみせる社会というのは、実はだれも責任をとらない社会ということであろう。
彼らは、見ただけでガキとわかる者にでもたばこや酒を売ったとしても、自分は恬(てん)として恥じないことを宣言しているのである。
ヒドイものだ。
責任というものは人がとるものだという常識が欠けた社会というのはどう考えても、すでに社会であることをやめている社会ではあろう。
まったくこのような無礼がまかり通る世の中というのは、愚の極みであること、言うまでもない。
すてぱん