ケンカはイケナイ
経験というものにどんな価値があるか誰にもわからない。
だけどなにもしないで自分の掌にじっとすわっているよりはましさ、
ぼくは自分にいつもそういっているんだ。
― リチャード・ブローティガン 『突然訪れた天使の日』(中上哲夫 訳)-
今日はあたたかくて、昼間部屋の窓を開けてたくらいなのだが、この天気に浮かれ出たヤギコは久しぶりのケンカだったらしい。
もちろん、完敗
・・・だったのだろう、なさけない声で鳴いて帰って来て、見ればすこぶる毛並みが汚れている。
顔にすこし血も付いている。
ビッコも引いている。
弱いくせに、ヨワッタモノである。
ブローティガンはこんなこと言ってるけど、「ケンカ」という経験は、しない方がいいな。
特に、ヤギコみたいに〈経験をちっとも教訓化しない猫〉は、ね。
でもまあ、餌も喰っていたし、今はひたすら眠り養生に努めてるらしいから、まあ大丈夫だろう。
(ヤギコファンの方々、あまり心配なさらなくてもいいです)。
ではでは。
痛いよぉー。