凱風舎
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どうする?『温暖化』

 

 太陽は美しく輝き
 あるひは 太陽の美しく輝くことを希ひ
 手をかたくくみあはせ
 しづかに私たちは歩いて行つた

 

  ― 伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」 ―

 

 
 今朝の朝日新聞におそろしい記事が載っていた。

 太陽の周期的な活動に異変が起き、地球が低温期に入る可能性があるというのだ。
 なんでも、太陽の磁場がヘンテコリンなことになっているらしい。
 はたまた、太陽の黒点も過去に地球の気温が下がった時期と同様の変化が見られるという。
 要するに黒点の数が減ってるってことなんですな。

 これ、国立天文台と理化学研究所の発表なのだそうです。
 地震など地球内部のことより、遠く離れた太陽の方の予測の方がずっと正確なのは、それが外部にあるからで、それは私たちがほかの人の様子はよくわかるのに、自分が何者なのかよくわからないのと同断です。

 今回の黒点活動の様子は17世紀に約70年間続いた《マウンダ―極小期》と呼ばれる異変期と様子が似ているそうです。
 そのとき、ロンドンのテムズ川は凍り、ニューヨークのマンハッタン湾も凍ったそうです。
 ひょっとしたらペーテル・ブリューゲルの絵に描かれたオランダの雪景色なんてのも、その頃のものかもしれない。
 そういえば、同じ頃の誰かに「スケートをする人々」・・・・みたいな題のついた絵もあったなあ。
 オランダの運河も凍ったんだな、きっと。
 日本の気温は20世紀後半より2.5℃も低かったらしい。

 どうします。
 やっぱり「地球温暖化」なんてやって来ませんぜ。 

 うーん、コワイなぁ。
 寒いと食糧もなかなかたくさんはとれません。
 4月も20日だというに、今夜も私はホットカーペットつけております。