いい勝負
古より今に至るまで、成敗の跡、禍福の運、人をして思(おもひ)を潜ましめ歎を発せしむるに足るもの固(もと)より多し。
― 幸田露伴 『運命』 ―
4勝 12敗 0分 .250
3勝 11敗 2分 .214
3勝 12敗 1分 .200
これは何かと言えば、セ・パ交流戦の6日現在の下位3チームの成績です。
上から 10位 阪神
11位 ロッテ
12位 広島。
ひどいですねえ。
ひどい。
で、今日からこのうちの2チーム、阪神とロッテがマリンスタジアムで戦うわけです。
最下位決定戦ですな。
それをですね、今日は6時から観戦に行くわけです。
なるみちゃんと俊ちゃんの三人で。
チケット予約済みとはいえ、はっきり言って、意気上がりません。
というわけで、いっそ今から一杯ひっかけて出かけようかと思うくらいです。
このような「景気づけ」なしに現実を見ることができない人を《依存症》と呼ぶことは知っておりますが、現実がそれを要請しております。
とはいえ、朝から電気をつけなければ本も読めぬほどどんより暗い梅雨の曇り日に、かかる最下位決定戦を観戦にいくというのも、2大政党と称しながらいずれもこれら3チームの勝率にも満たぬ支持率しか持たぬ政党のバカ政治家どもが何に浮かれてかはしゃいでいる国にふさわしい野球観戦というべきなんででしょう。
ちなみに、去年の私の野球観戦は楽勝パターンが藤川が打たれてサヨナラ負け。
一昨年はラミレスのホームランボールが私の手の中にまっすぐ飛んできたんでした。
とりあえず、点取れよな、阪神。
こないだの司氏の俳句のような
零街道行き行きて果つ虎が雨
ってのだけはごめんです。
今日の引用は、ただ今日の試合が ロー阪 戦だから、露伴、ってだけです。
午後から晴れてきました。
では、行ってきます。