「大根おろしに関する浸透圧の不条理」 北川司さん
昔、高校の「生物」の時間、折しも授業参観 でござった。 厳しいことでは評判のN先生、時折妙な笑顔を振り撒いておりました。
『さてぇ、そこで君ら、何か身近なことでこの「浸透圧」について思い付くことはないか。』
みんな目を伏せる。が、なぜか私はNと目があってしまった。
『北川、どや。』
ーキタァ！ー私はやけくそで、
『大根おろしに醤油をかけると、おろしが醤油を吸って汁を出します。』
と答えたところ、Nは『オホッ、ふふーん。』と言いながら例の如く笑顔を作ったことでした。
と言うわけで、多分私の答えは存外間違いではなかったと。
私が言いたいのはそんなことではない。醤油に押し出された汁のことだ。言うまでもなく、それこそビタミンエキスなんだから摂取しなきゃ。 よく焼き魚の皿の端っこに、キュッと絞った とんがり山の大根おろしが添えてあるけど、ダメ・ダメ・ダメェー。大根おろしは汁ごと別の器にいれ（ご飯に直乗せはOK、私大好き）、そこに醤油をかけるようにしなきゃ。浸透圧によって親元を追い出されたような汁が不憫 というものです。
人間もあまり濃い物を摂取すると中身が干からびるかも。食べ物に限らず。
ただ、濃い物を欲するか否かは性分もあるけれど。
北川司さんより
楽しいおたよりありがとうございますっ！
考えたことありませんでしたが、なるほど！「大根おろしに醤油」は、「青菜に塩」なんですね。「青菜に塩」にとってかわった新しいことわざ、ふふふ＾＾。
例によって大根おろし食べたくなりました（すぐ影響受けます…）。本日より帰省予定ですので、実家へ帰ったら、「大根おろしと醤油を別器で」リクエストしてきます♪
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