凱風舎
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驢馬の背中

 

   おまえの驢馬も、それに跨ってゆくときにはじめて、価値あるものとなる。


          ー 『サン・テグジュぺリの言葉』(山崎庸一郎訳編)ー

 

 《凱風通信》、一か月続けて書いてきたけど、昨日はお休みだった。
 突然の来客があってね。
 高崎君と、女優の尚生さん。
 未明の3時半まで飲んでた。 とても愉快だった。
 でも、今日は土曜日。
 朝9時半から子どもたちが来て、最後の子はさっき9時過ぎに帰った。
 後期の入試を控えた子のほかに、中学校の学年末試験が週明けにあるというんで1・2年生も来てたんだ。
 宿酔というほどではなかったけれど、睡眠不足で少しつらかった。

 誰の言葉だったかしら、

    物事を始めるとき、最初のうちはけっして例外をつくらないこと。

 とりあえず、そんな気持で書いてきたんだけど、一か月たったから、例外の日がたまにあってもいいんだろうと思う。
 ただ、きょう引用したサン・テクジュペリの言葉を借りるなら、この《凱風通信》って、きっと、ぼくを乗せるために、みんなが連れてきてくれた〈驢馬〉なんだと思う。
 やっぱり、ぼくはその〈驢馬〉にちゃんと毎日またがってゆかないとね。