私は慰めは言わないけど
すさまじきもの。
(中略)
除目に司得ぬ人の家。
ー 清少納言『枕草子』(第二十二段)ー
今日は前期の入学試験の合格発表の日。
みんな合格すればいいが、なかなかそうはいかない。
毎年のことだけれど、落ちてしまう子がいるのは、やっぱり、つらい。
そして、毎年のことだけど、落ちた子はみんな礼儀正しい。
だから、なおさらつらい。
「あと一週間後にもう一度チャンスがあるよ。だから、頑張れっ!」
て言うのは簡単だけど、でも、やっぱり、落ちるのはツライよな。
中学生だもの。
今日の引用、なんにも解釈は入れない。
わかる人にはわかる。
でも、これは《すさまじきもの》なんて分類じゃないな。
今わかったけど、《すさまじ》というのは、基本的に「他人ごと」に観てる人の言葉なんだな。