凱風舎
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Birth


一人で生きる寂しさに疲れ やがて恋に落ちた
彼女と二人暮らし始めて半年が経った
マトモな仕事が見つからずに荒れ果てた暮らし
投げ出したくなるそんな暮らしが続く日毎に俺は
愛の温もりも忘れて心はすさんでゆき
自分自身から逃げ出そうと脅えて暮らした

心の弱さの逃げ道に罪を犯した俺は
捕えられ牢獄の重い扉の奥で息をひそめた
そして裁判の後俺は手首ナイフで切り付け
気がつけば病院のベッドの上薬漬けにされた
あぁ教えてくれ俺のどこに間違いがあるのか
街の冷たい風から逃れて生きてきただけなのに

やがて俺もマトモな生活を見つめ彼女と暮した
ある日彼女は涙ぐむ笑顔の中でつぶやいた
二人の新しい 命が宿り生まれてくることを・・・

若い頃に先生の家で尾崎豊のアルバムを聞いた。
先生は僕と20も歳が違うのに、一緒に感動し共感してくれましたよね。

先生、僕は大人になって尾崎の歌詞を見て素晴らしいと思わなくなってしまいました。

* * *

昨日は雪のバレンタインデー
先生、まだ子どもたちは知りませんが贈り物が届いたんですよ。
聴の弟?妹?が生まれるんですって。

石川俊一